こんにちは、mimiです。
いつも何気なく使っている歯みがき粉。
じつは「適正量がある」ってご存知ですか?
今回は歯みがき粉をつける量についてお話しします。
歯みがき粉には適正量がある!
成人の歯みがき粉の適正量は2センチです。
目安は歯ブラシの毛の長さほど。


結構使うのね。
写真で見ると多く見えますよね。
減らしたい方は、半分の量までに!
年齢で量が変わる

特に6歳未満は歯みがき粉の量に注意が必要です。
歯みがき粉の量が少ないと
むし歯予防に有効なフッ素をお口の中に留まらせることができません。
多いと
すぐに吐き出したくなるため、歯みがきの時間が短くなります。
歯みがき粉のフッ素濃度もみてね
歯みがき粉のパッケージをよく見ると「フッ素1,450ppm」などと記載されています。(記載がない場合もある。)

1ppm=0.0001%
15歳以上になるとフッ素がたくさん入った歯みがき粉が使えるようになります。
たくさん(高濃度)といっても歯みがき粉に含まれるフッ素は、歯科医院で塗布されるものの6分の1の量です。

毎日使っても安全・安心です。
年齢 | フッ素濃度 |
歯の生えはじめ~5歳 | 500ppm |
6歳~14歳 | 1,000ppm |
15歳以上 | 1,500ppm |
フッ素入りの歯みがき粉についてさらに詳しく知りたい方は、厚生労働省のホームページにわかりやすく記載されています。
こどもの歯みがき粉(500ppm)
大人の歯みがき粉(1,500ppm)
歯みがき粉を有効に使うために
歯ブラシは水でぬらさない
歯ブラシを水でぬらすと、歯みがき粉が泡立ちやすくなります。

泡立つとよくないの?

歯みがき粉は泡立たない方がよいです。
泡立ちがよいと、
・少しの歯みがきでも、磨いた気になってしまう
・すぐに吐き出したくなるため、ブラッシング時間が短くなってしまう
などの問題があります。
歯ブラシをぬらしたい気持ちはとてもよく分かりますが、歯みがき粉には味がついているので、すぐに唾液が出てきます。
ぜひお水はつけずにやってみてください。
うがいの仕方
うがいは1回のみ。
ついついコップ一杯分しがちですが、うがいをすればするほど歯みがき粉に含まれるフッ素は流れていってしまいます。
もったいないですよね。
「うがいはひと口分」がお口にフッ素をのこしてくれるので、むし歯予防に効果的です。
まとめ
このブログの読者は15歳以上なので、大人の歯みがき粉の使い方についてまとめます。
大人の歯みがき粉の使い方
・量は歯ブラシの毛先分
・フッ素が1,450ppm配合されている
・歯ブラシはぬらさない
・うがいは少量で1回
歯みがき粉に対する考え方は、昔と大きく変わりました。
ひと昔まえまでは、
・ブラッシング時間を長くするために歯みがき粉は少ない方がいい
・歯みがき粉をつけると磨けた気になってしまうからつけない方がいい
などといわれていました。
しかしいまは、
・歯みがき粉が「低研磨・低発砲・抵香味」になって長くブラッシングができるようになった
・フッ素入りの歯みがき粉がむし歯予防に有効だと世界的に証明されている
ということから、歯みがき粉は適正量使うべきだとされています。

10年後の歯みがき粉の使い方は、また違うかもしれませんね。
この記事が少しでも参考になったらうれしいです。
お読みいただきありがとうございました!(^^)!
歯科衛生士のわたしが選んだ歯みがき粉は、こちらで紹介しています👇💕



コメント