こんにちは、mimiです。
ツイッターでこういうのを見かけました。
他院でインビザ矯正やってた人に多かった
— りんちゃん (@rinrin_t1129) April 28, 2021
「これで終わりって言われたけど物食べづらいです」
っていうのが主訴だったけどそりゃそうだ pic.twitter.com/Hg9ZONMG79
インビザラインの代表的な副作用
もともと噛んでいた奥歯が当たりにくくなる
そんなことある?!と思って自分の奥歯を見てみたら、

確かに、当たってないかも。
4月にアライナーの再作成のためにクリンチェックをしていたので、その画像でも確認してみると、

ピンクの丸で囲んでいる奥歯、やっぱり全然噛んでいません。
どうも、アライナー矯正で奥歯が咬まなくなるというのは本当のようです。
今回の記事では、「アライナー矯正の弱点である、奥歯が咬まなくなることについての原因と対処法」について書いています。
奥歯が咬まなくなる原因
A.アライナーを噛み締めることにより、歯が沈んでしまう
インビザライン治療中は、常にアライナーを付けた状態で生活します。
日中や夜間に歯を食いしばったりすると、その噛む力が矯正力になってしまい、もともと咬んでいた奥歯が当たらなくなってしまいます。
これはインビザラインの代表的な副作用とのことです。
対処方は3つ
1、アライナーの使用時間を減らす
インビザライン矯正中にこんなこと言われたらびっくりしますよね。
22時間以上の装着時間を頑張ってるのに何だったのって。
はい、
この「アライナーの使用時間を減らす」というのは、歯をガッツリ動かしているときではなくて、矯正の最終段階である咬合調整を行うときのお話です。
一般的に、歯列矯正は矯正が終わった直後よりも、矯正後しばらく時間が経った方が上下の歯がしっかり咬めるようになります。
何もせずとも、自然と奥歯が咬んでくるということです。
なので、いま焦らなくても最終段階のアライナーや、保定リテーナーの使用時間を短くすると、咬合状態が改善することがあります。
アライナーやリテーナーの使用時間については、必ずドクターの指示に従ってください!
自己判断で行うと後戻りを起こすリスクがあります。
取り外せるリテーナーの使用時間が短いと後戻りのリスクが上がりますが、ずっと付けっぱなしの保定装置「フィックスリテーナー」というものがあります。

フィックスリテーナーは、前歯(3番~3番)の裏側にボンドでワイヤーをつけます。
このワイヤーは矯正力ゼロの、ただの針金なので裏側矯正とは違います。
フィックスリテーナーのメリットは、
- 前歯を固定できる
- 取り外し式のリテーナーの使用時間を短くできる
- 臼歯部(奥歯)には何も入っていない状態なので、咬合の改善が期待できる
という点があります。
対してデメリットは、
- フロスが通せない
- 清掃が難しくなるため、歯石がついたり、歯ぐきが腫れたりする
という点があります。
ちなみに、インビザラインの保定装置としてよく使われているのが「クリアリテーナー」というアライナーによく似たものです。
医院によってはフィックスリテーナーをしないというところもあるので、事前に確認してみてください。
わたしの通っているところでは、フィックスはしないと言われました。
でも固定式の方が安心だし、矯正が終わる頃にもう一度できないか先生に聞いてみます。

わたししつこいから、絶対’面倒くさい患者’だと思われてるわ~。
2、エラスティック(顎間ゴム)を使用する

顎間ゴムを縦にかけて上下の歯を引っ張り合う方法です。
出っ歯で歯列矯正されている方は、上の前歯を奥に引っ張るために斜めにかけたりしますよね。
それの縦バージョンです。
3、ワイヤー矯正を行う

アライナー矯正はどうしてもアライナー分の厚み(約0.5ミリ)があるので、奥歯をガッチリ咬ませることは難しいです。
奥歯だけ部分的にワイヤーを張ったり、症例によっては全顎ワイヤー治療が必要な場合もあります。
まとめ
インビザラインで奥歯が咬み合わなくなる原因
アライナーを付けている状態で食いしばると、それが矯正力となり、奥歯が沈んでしまう
咬合状態を改善させるための対処法
- アライナーの使用時間を減らす
- エラスティックを使用する
- ワイヤー矯正でリカバリーする
1つめは自然に咬合状態が改善するのを待つ方法で、2つ目、3つ目は矯正力を加える方法です。
残念ながら、インビザラインの副作用として奥歯が当たらなくなることがあるみたいです。
わたしも自分がなって、初めて知りました。
今後どうやって咬合させていくのか、またブログにてお伝えしたいです。
お読みいただきありがとうございました!(^^)!
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